大学時代は教員志望でしたが、結果は不採用。もう1年チャレンジすべきかどうか11月いっぱい悩んだ末、4年生の11月になって方針転換。12月から就職活動をスタートし、多くの企業が集まる就活セミナーに参加。訪れたみまつ食品のブースで、話しやすい雰囲気づくりや明るいイメージに好印象を持ち、「この会社だったら働きやすいのではないか」と直感しました。営業職は人と関わる仕事という点では教員と同じなので、挑戦してみようと決意したのです。
私が担当する得意先は、東京・埼玉に本部を持つスーパー二十数社。これまで3年間の営業活動で感じたことは、得意先との人間関係を構築することが原点だということ。とにかく得意先に直接会うことを重視し、電話やメールではなく可能な限り顔を合わせる機会を設けるよう心がけます。バイヤーさんと関係を築くことが、ビジネスチャンスに結びついていくのです。
営業活動では、当社ブランドの商品(NB商品)を売り込むこともあれば、先方のプライベートブランドの商品(PB商品)の開発依頼を受けることもあります。NB商品の場合は営業と開発で情報共有し、コンセプトとターゲットを明確にして提案します。PB商品は、バイヤーさんとの信頼関係が強くないと、なかなか依頼にまでたどり着きません。そういう意味でも、関係性づくりは重要です。PB商品の開発はバイヤーさんの意図を噛み砕き、開発担当者と議論しながら試作品を製作し、得意先に提案。何度かの調整を繰り返して商品化に結びつけます。
商談は時間が長引くことも多く、余裕のあるアポ取りを心がけているので、1日の訪問先は多くても3件程度です。事前準備は入念に行い、PRポイントなども十分に把握した上で商談に臨みます。
当初は営業先での商談中に飛び交う専門用語についていけませんでした。分からないことは正直に「分かりません」と言えば、それがコミュニケーションのきっかけにもなりますし、知ったかぶりはしない方がいいでしょう。自分の容量を超えていることに対し、無理にその場で答えを捻りだそうとするよりも、「会社に持ち帰って後日返答させていただきます」と言えば、先方も分かってくださるはずです。自社のセールスポイントにしてもマニュアルで理解しても、それを深く理解するには経験が必要ですが、時間が解決してくれるので心配することはありません。難しい商談で助けを必要とする時は、上司や先輩が同行してくれるので、安心して乗り切ることができます。
バイヤーさんのこだわりが強いPB商品の開発では、唯一無二の商品を生み出すため商品化までに試行錯誤を繰り返し、2年の歳月を費やしたこともあります。単に既存商品を売り込むだけでなく、営業の立場からお客様であるバイヤーの方や社内開発担当者をプロデュースしながらものづくりに携わり、築き上げていくというところが営業の大きなやりがいです。
営業ですから目先の数字の追求も大切ですが、得意先の現状と現在の営業実績、そしてその分析をよく明確に理解し、今後どうすべきか先を見据えることが大事です。今から3カ月、4カ月先のことを考えて動くようにしています。商品提案にしても競合他社に負けないよう、早め早めのアプローチがポイントですね。先を見据えた行動が実り、目標達成できた時は充実感を感じます。
営業部門は平均年齢が若く、明るくなんでも相談しやすい雰囲気です。面接時に感じた直感通りに仕事がやりやすい環境。一人で考え込んでしまうようなことはありませんし、すぐに先輩・上司や同僚に相談できるので、とても活動しやすいところが、みまつ食品ならではの社風だと思います。
そして、自信を持って売り込める商品力が最大の魅力ですね。先輩方が代々築き上げてきた餃子をはじめとする商品はとても美味しいと思います。「美味しいからこそ、全力で売り込める」と感じられる商品です。
若手が多く、とても働きやすい職場であり不安を感じることなく飛び込めます。また、挑戦しやすい社風・環境なので、やりがいを持って仕事ができるはずです。