正社員希望でしたが、3カ月間は自分が実際にこの職場で対応できるかどうかお試し期間ということでパートにしていただきました。接客業も多く経験してきましたが、コツコツと積み上げるような仕事に興味があり、工場や食品業界で働いてみたいという希望があったのです。工場で働くのは、みまつ食品が初体験。工場内はスタッフ数がとても多く、戸惑うこともありましたが、人と人との触れ合いが楽しく、今までにない自分の可能性を感じることができました。最初は50代という年齢を不安に感じていましたが、私よりももっと年上のパートさんで堅実な仕事をしている先輩が多く、「私も頑張ろう」と思えたのです。「ここならやっていけそうだ」と確信でき、正社員に採用していただきました。
生餃子をパックに詰め、表示シールを貼り、箱詰めするまでが、私の担当です。パート入社した時に、先輩方が丁寧に指導してくださったので、何の不安もなく作業に入り込むことができましたね。10人ぐらいのチームで1日に大量の生餃子をパック詰めしていきます。
包装グループでは、外国人も含めいろいろな年齢層の人が、みんな一生懸命作業しています。そんな様子を見て刺激を受け、「私も頑張らなきゃ」という気持ちになるんです。決められた時間の中で、黙々とスピーディーにこなしていくことが求められる仕事は自分に向いていると感じました。子育てが終わり、これから第二の人生を楽しむためにも、収入が安定する正社員となることができ、本当によかったと思っています。
自分の子供のような20歳前後から70歳くらいの先輩まで年齢層が幅広く活気に満ちた職場。いろいろな人たちから刺激を受け、コミュニケーションを取りながら楽しく仕事ができるのは魅力的なことです。これからは、若手スタッフのお手本になれるように頑張っていきたいです。
中途入社で溶け込むために私が心がけたことは、自分から積極的にコミュニケーションをとり、何でも確認するようにしたことです。また、食品を扱っていますから、自分自身が身だしなみや清潔さを常に意識するのはもちろん、工場内でも気になることがあったら自ら積極的に整えることを心がけています。さらに、シール貼りの時には賞味期限が正しいかどうかを必ずチェック。そういう部分は、これまでスーパーで働いた経験が役立っているようです。
今の気持ちを忘れずに、着実に一歩一歩前進していきたい。そして、健康に気をつけて、長く元気に働いていくことが目標です。