みまつ日記

ハッスル餃子って知ってますか?

2024年6月17日

「ハッスル餃子」は販売を終了させて頂くことになりました。


2024年1月6日

こんにちは、みまつ食品です。今回は「ハッスル餃子」に関してブログを書かせていただきます。タイトルでも書かせていただきましたが、皆さんハッスル餃子ってご存知ですか?群馬県民なら一度は聞いたことあるのではないか?と思います。ハッスル餃子は群馬県多野郡新町(現:高崎市)で半世紀にわたり餃子を製造販売してきた会社です。

ハッスル餃子

ハッスル餃子のストーリー

そんなハッスル餃子は何度もテレビに取り上げられ群馬県を代表する餃子メーカーになりました。その歴史は古く1968年に設立、現代表の小林氏の父と叔父が群馬県の新町駅前で販売を始められたのがきっかけとなりました。家業としてボルト製造を行っていましたが、ある時叔父が東京で美味しい中華屋に出会い、そこの餃子に感動した事がきっかけで自分でも製造したいと思い立ったとのことです。兄弟である小林氏の父を誘い新町駅前に店舗兼工場を構え製造販売を開始しました。小林氏の父により何度も改良を重ねた餃子は瞬く間に人気を博し群馬県高崎市を中心とし県内各地に知名度が広がっていき、一時は60名の従業員が働いていました。さらに、現代表の小林氏の努力もあり様々なメディアからの取材を受け、「マツコの知らない世界」などのテレビ番組でも話題になる商品に育っていました。

群馬県民ならおなじみの餃子の看板

突然の閉業

そんな事業が順調であったフクヤ料食ですが、2019年新型コロナウィルスの影響により、卸先である飲食店や居酒屋、ホテルなどが軒並み営業自粛に至りました。その影響でフクヤ料食の業績も低迷。最盛期の1/3まで生産量が落ちてしまいました。同時期に小林氏の体調不安も重なり、更に生産数を制限せざる負えない状況になりました。事業譲渡も考え様々な方策を考えておりましたが上手く行かず、2023年8月に閉業となりました。

ハッスル餃子を製造するフクヤ料食の小林代表

業務提携へ

そんな中、小林代表が群馬県事業承継・引継ぎ支援センターに相談したところ当社(みまつ食品)を紹介するという話になり、当社代表の神山には事業譲渡の提案を頂きました。話をするうちに神山からは事業縮小しても継続出来るように製造機能をみまつ食品へ移管し生産性の高い設備で製造を行うことにより事業を継続出来るとご提案をさせていただきました。

ハッスル餃子への思い

当社の代表取締役である神山 光永は「ハッスル餃子」に関して、こう解説します。ハッスル餃子との出会いは、今から35年前、私が小学校6年生の頃です。当時私は群馬県の大間々町に住んでいました。その街の中心には某量販店があり衣料品を中心に今で言うフードコートなどもある施設でした。当時小学生だった私は友人と一緒にその量販店へ小銭を握りしめて行き「ハッスル餃子」を購入して食べていました。その時食べた餃子の味は今でも鮮明に覚えています。今でこそ様々な食品が巷に溢れており餃子も一般的になった世の中ですが、当時は今ほど食品にバラエティ性はなくハッスル餃子は我々の貴重なおやつになっていました。今でも昔の友人と会って話す時、必ずハッスル餃子を食べていたと言う話題が上がります。フクヤ料食様は大間々町から離れた新町にありますが、当時からハッスル餃子は群馬県を代表する餃子だったと認識しています。そんなハッスル餃子が事業譲渡や廃業を考えていると言う話を聞いた時は大変驚きました。当社からしたらライバルですが、群馬県民として見た時、ハッスル餃子は群馬県を代表するような餃子です。一消費者としても悲しいですし、時代の移ろいを感じました。そこで私たちの設備を使用してハッスル餃子を未来に残していってほしいとご提案をさせていただきました。私自身の思い出もそうですが、これからの未来の子どもたちの為にも是非その味を残してほしいと思いました。

みまつ食品 代表取締役 神山光永

現在のハッスル餃子

現在は、製造設備を当社へ移管し昔から伝わる秘伝のレシピで製造を行っています。ハッスル餃子のお店の営業時間は短くなりましたが、毎週金、土、日で営業を再開しており、多くのお客様にお買い求め頂いております。

フクヤ料食 小林代表、みまつ食品 神山代表

また、フクヤ料食の本店以外にも県内のスーパー(エーコープ様、JAファーマーズ様)などでも販売を実施しており、より多くの方にお買い求めやすくなりました。

■ハッスル餃子の販売概要

開始日 :2023年12月15日(金)

販売場所:フクヤ料食(群馬県高崎市新町2143-2)

     営業時間:金曜土曜日曜 15:00~17:00

     餃子工房RON(群馬県前橋市野中町401-3)

     営業時間:10:00~18:00

販売価格:1,000円/パック(税込)

余談ですが

筆者である私も幼い時よりハッスル餃子を母と一緒に調理して食べていました。思い出の味と言っても過言では有りません。そんな私ですが、先日県内の某小売店様に買い物に行ったところ、こんなガチャガチャを見つけました。

じもっとかぷせる

思わずやってしまいました!!

ガチャガチャ3回目にしてついに・・・

ハッスル餃子のキーホルダー

ようやくお目当ての「ハッスル餃子キーホルダー」を手に入れることが出来ました。なんというか・・・素直に嬉しかったです。

みなさんもハッスル餃子を見かけたら是非お試しいただけたらと思います。

一覧へ戻る

  • PageTop